佐久長聖ゴルフ研修プログラム
10日間に渡っておこなわれた佐久長聖中学・高等学校ゴルフ部希望者による、サンディエゴゴルフ研修「佐久長聖ゴルフ研修プログラム」が、米国時間22日、無事プログラムを終了し、生徒たちは帰国の途に就きました。
本プログラムでは、ゴルフの技術向上だけではなく、普段とは全く違う環境・文化の中で壁にぶつかり、苦しい状況に直面した際に自ら解決策を見つけだし、自分の力で乗り越える力を身に着け、将来の糧にしてもらうこと、一人の「人」として成長できることを理念に実施されました。
研修中のゴルフレッスンでは、John Masonコーチに指導していただきました。
Johnコーチはアメリカでも有名なゴルフ指導者であり、特にジュニア育成においては多くの世界チャンピオンを輩出した実績の持ち主です。
生徒たちはJohnコーチに自身のフォームをチェックしてもらい、アプローチ・パッティング・ショートゲーム、その他の練習を通してアドバイスを受けていました。
Johnコーチと顔合わせ
Johnコーチのレッスンでは、日本で習ったことのない方法・観点からの指導もあり、生徒たちにとって凄く刺激的なものとなったようです。
サンディエゴ選抜メンバーと
男子ペア・男女ペア・女子ペアで出場したサンディエゴ選抜メンバーとのゴルフマッチでは、サンディエゴでプレーする12~20歳の若き才能たちとプレーしました。
慣れないコース・芝の環境に生徒たちはかなり苦戦しており、結果は3チームとも敗戦となり、年代は違いますが、世界レベルとの差を肌で感じていました。
二日間に渡っておこなわれたゴルフトーナメントは、生徒全員にとって初めての国際戦出場ということもあり、緊張している様子がうかがえました。
生徒各々が一日目の結果に納得いかず、試合終了後も各自自主練習をおこなったりと、自身になにが足りないのか考え、二日目のトーナメントでは巻き返しに意気込みました。
前日のスコアから大幅に修正してきた生徒もいましたが、トップの選手のスコアに追いつくことができず、納得のいく結果を出すことができませんでした。
しかし、世界との差、自身の実力や今後の課題を知ることができ、今回の結果を次に繋げる努力がみれる良い機会となりました。
語学研修では、Y.E.S. English講師が生徒たちの語学力に合わせ、研修内容をアレンジしてくれました。
主な内容として、
語学研修の様子
上記の内容のほかにも、たくさんのアクテビティーを通し英語に触れ、楽しく学ぶことができていました。
アクテビティー中の様子
ゴルフの単語は、日本でも同じ用語を用いていることが多く、理解しやすかったようですが、スペルと発音に苦戦していました。
講師の発音が聞き取れず、困惑している場面も多々ありましたが、少しでも自分の知っている単語があればそれを聞き取り、意味を理解しようと努力している前向きな姿勢が見受けられました。
講師も一緒にアクテビティーに混ざり、生徒たちとのコミュニケーションを楽しんでおりました。
今回の佐久長聖中学・高等学校ゴルフ部遠征プログラムでは、各ホストファミリーに本プログラムの主旨の理解と賛同をいただき、暖かい家庭環境の提供、生徒の安全確保、そして送迎の協力もおこなって頂きました。
送迎の際に生徒がそれぞれのホストファミリーと会話をしている様子から、良い関係性を築けていることがうかがえました。
短い期間でしたが、アメリカでの家庭生活体験を通し、生徒たちにとって多くのことを学ぶ機会となったことと思います。
プログラム最終日には、これからゴルフの試合をしていくうえで一番大切な言葉「The most important shot in golf is the next shot.(ゴルフで一番大切なショットは次のショットである)」を弊社代表から教わりました。
試合中ミスをしても引きずらず、次のショットに集中できるメンタルをもって試合に臨むようアドバイスを受け、生徒たちは真っ直ぐな眼差しで代表の言葉に耳を傾けていました。
今回のプログラムを通して、ゴルフに関することだけでなく挨拶や礼儀、日々の小さなことがアスリートとして、一人の人間としての生き方を形成していくことを学ぶことが出来たと思います。