マーセッド大学女子バスケ部2017-18プレシーズン開幕
日本人留学生の庄司 鈴菜さんと中島 采加さんが所属する、マーセッド大学女子バスケ部のプレシーズンが11月初旬に開幕しました。
彼女たちの所属する女子バスケ部は、昨シーズンに見事2年連続北カリフォルニア16強入りを果たし、チームは11試合(2017年12月6日現在)を終えて成績を9勝2敗とし、強豪チームとして快進撃を展開しています。
11月30日-12月2日におこなわれたサンタアナ・トーナメントでは、決勝戦でムーア・パークカレッジを64対58でくだし、見事優勝を果たしました。
背番号11番を背負う中島さんは、ポイントガードからパワーフォワードのポジションを務め、ポイントガード時には自ら切れ込みディフェンスを引き寄せて味方選手へのアシストパスを大量生産、パワーフォワード時には外国人選手に当たり負けしない力強さを持っています。
対フレズノ戦にてフリースローシュートを放つ中島さん
背番号34番を背負う庄司さんはポイントガードを務め、機敏なドリブルと持ち味である足の速さをいかし、ファストブレイクをはじめとする攻撃の起点になるプレー、そして安定したシュート力でチームを勝利へと導きます。
対フレズノ戦にてフリースローシュートを放つ庄司さん
マーセッド大学女子バスケ部ヘッドコーチであるアレン・ハドルストンコーチは、彼女たちのボールハンドリングスキル、バスケIQ、そして得点率の高さを称賛しており、チームにとって重要なプレーヤーであると評価しています。
部活に入った当初は練習メニューを理解するのも大変で、周りの選手の動きを真似することから始めたという彼女たち。また、ポイントガードとしてゲームメイクを任された時、どう指示を出したらよいか分からない時も多々あったと話します。
そんな彼女たちの英語力向上をサポートしているのが、チームメイトやコーチ陣でした。彼女たちが会話内容を上手く理解しきれていない時、コーチ陣達は文章を砕いて細かく説明してくれ、いつも気にかけて声を掛けてくれます。あるときには数時間ほどかけて個人的な練習に付き合ってくれることも。また、チームメイトがいつも情熱をもって励ましてくれるおかげで、彼女たちは円滑に練習や試合に取り組むことができているそうです。
試合をこなしていくうちに、アメリカでのプレースタイル、そして外国人選手とプレーすることにもなれてきた彼女たち。
翌年1月から始まるレギュラーシーズンにおいても、彼女たちの活躍に期待が高まります。